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時計仕掛けのロマック

横浜DeNAベイスターズ応援ブログ。外野席ではなく内野席から見るようなブログ。

【中日ドラゴンズ編】他球団の分析とキャンプの注目ポイントを考える。それと、石田の開幕投手について。

✕ 飯塚悟志(芸人・東京03のツッコミ担当)

◯ 飯塚悟史(プロ野球選手・横浜DeNAベイスターズの投手)

平良拳太郎の特徴を分析した記事を書いた前回の記事は過去最高のアクセス数を記録していた。おっぱ乳業に釣られた人が大半だろうが、多くのベイスターズファンは前回の記事を見て気付いたはずである。このブログ、「飯塚悟史」の名前が違っていると。

記事を書いて3日ぐらい経っていたが慌てて記事を訂正した。もうすでに1000人以上の人に既に見られていたようである。ドヤ顔でブログ書いて選手の名前間違えることほど恥ずかしい事はない。飯塚の名前、一発変換できるのおかしいなとは思ったのに。。

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さて、9日の会見でラミレス監督は開幕投手石田健大に託すことを発表した。実力や球場、対戦相手の相性を考えると井納や今永ではなく石田に1番手にすることに関して異論は無いと思う。一つ気がかりがあるとすれば、石田はWBC日本代表候補選手であり、3月に行われるWBCの日本代表に選ばれる可能性があるということ。11月に行われたメキシコとの壮行試合に先発した際は結果を残すことが出来なかったため、すでに代表入りが決定している筒香と違い、実際には当落選上の選手という位置付けだが、2月のキャンプにも当然小久保監督が視察に来るはずなので、状態次第や他の代表選手のコンディション次第では石田が代表入りする可能性もある。その場合、WBCの結果次第ではオープン戦の登板機会が1回あるかないかという事態も想定されるため、調整不足を理由に開幕投手を井納や今永に譲るということもありえる。今永と比較するのはどうかと思うが、対左打者の被打率(.265)、ストレートの被打率(.279)などは今永の方が結果を残していた。日本代表として世界の舞台で戦い、更に殻を破ってほしいというのが本音だが、代表入りしたらラミレス監督も開幕プランを一度練り直す必要があるかもしれない。

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そろそろストーブリーグも終わりに近づき、新人選手の自主トレの様子などが野球ニュースの中心になってきた。他球団の戦力図も大体固まってきたと思うので、現段階での他球団の2017年の戦力分析と、キャンプの注目ポイントを考えてみる。一番最初に取り上げるのは中日ドラゴンズである。

 

中日ドラゴンズの分析】

谷繁監督が解任され、森繁和コーチが代行監督から昇格し2017年の指揮を任されることになったドラゴンズ。落合博満GMを巡るドタバタ解任劇もあって来季に対する見通しは地元の声も含めてそんなに明るいものではない。一方で、ドラフトは柳裕也、京田陽太、笠原祥太郎と即戦力選手を指名し、藤嶋健人、石垣雅海と将来の主軸候補の獲得にも成功した。新外国人選手では1億5000万ドルの契約でゲレーロを4番候補として迎え、セットアッパー候補としてアラウホ、ロンドンの獲得も決定した。フロントのお家騒動とは対象的にオフの補強は着々と進め、秋季キャンプの様子を見ていると森繁和監督になってチームも活気が出てきた様子も感じる。前評判は良くないが、個人的には2017年一番要注意のチームだと思っている。まずは2016年の投手成績から振り返る。

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【投手陣】

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予想される起用法は現時点のものである。中継ぎABCの組分けは主にホールド数や実績を元に分けたが、又吉と福谷に関しては先発転向も視野に調整しているため、大きく変わる可能性もある。昨年シーズン最下位に終わった最大の要因は投手陣だろう。2016年のQS達成率(先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内)はリーグ平均(54.5%)を下回る51.7%と先発投手が試合を作れなかったが、それ以上に救援陣の不調が大きく影響を与えた。救援陣の黒星はリーグ最多の25敗で、先発がQSを達成した際の勝率は.514であり、優勝した広島は勝率が.739と2割以上の差を付けられていた。このことから、「先発投手陣が試合を作り、救援陣がリードを守りきる」という一番シンプルで勝率の高い試合展開になかなか持ち込めなかったことが読み取れる。2015年、QS達成率が一番悪く、救援陣の黒星が一番多かったのはベイスターズだったことを考えると、「先発投手陣が試合を作り、救援陣がリードを守りきる」展開に持ち込めない限りチームはなかなか低迷圏から脱出できない。こういった点から、ドラゴンズの補強ポイントが「先発投手」「セットアッパー」という2点が浮き彫りになる。そしてオフに新たに加入した選手のなかで注目しているのが、ドラフト1位で指名した柳裕也、新外国人のアラウホ、ロンドンである。

ドラフト1位柳裕也は、日米大学野球の試合を観たときからの印象として引き出しの多さを感じるピッチングをしており、コーナーを投げ分ける制球力もある。4年の秋リーグでも防御率0.98、 奪三振率11.54と圧倒的な結果を残し、正直ナゴヤドームを本拠地にするドラゴンズに入ったことで相当厄介な投手が増えたという印象である。

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アラウホの2016年3月16日の投球。新外国人アラウホに関しては先発起用も匂わせているので、広島・ヘーゲンズのような起用もあるかもしれない。ドラゴンズには過去にルイス・マルティネスという2メートル近い左腕投手がいたが、ピッチングスタイルは似ているといってもいい。アラウホは更にもう一段階ストレートに威力があり、メジャーでは最速154キロを記録している。日本のマウンドでは球速が2、3キロ落ちると想定しても左投手で150キロ近いストレートを持っていると打ち崩すのは容易ではない。課題は制球力と牽制、クイックモーションだが、マルティネスはこういった課題を克服し2年間で14勝を挙げている。その時の投手コーチは森繁和だったことを考えると、 それなりの戦力として結果を残すのではないか。一方、ロンドン「荒削り」という印象で、最速160キロをマークするなど、ストレートの強さが武器になる投手だが、仕留めにいったストレートがど真ん中に入るなど、こちらも制球力に課題がある。こういった投手も過去にセットアッパーとして開花させた実績のあるドラゴンズだが、外国人枠もあるため2軍調整が中心になるか、ビハインドの場面から投げさせることになるのではないかと予想する。

ドラゴンズが強かった時は浅尾拓也高橋聡文小林正人平井正史鈴木義広岩瀬仁紀ブルペン陣がとにかく強固でそれぞれ「役割」があった。全盛期のようなブルペンはたった1年で築けるものではないが、岡田俊哉アラウホを軸にセットアッパー、ミドルセットアッパー、ワンポイントなど、それぞれの「役割」をもう一度はっきりさせることが救援陣再生に繋がるような気がする。昨年のベイスターズは曖昧になりかけていた「役割」が、セットアッパーは三上朋也、田中健二朗、ミドルセットアッパーは須田幸太藤岡好明、といった具合で明確になっていた長年中日投手陣を見てきて、おそらく「役割」というものを一番熟知している人が監督になったことで、戦い方も大きく変わるのではないかと予想する。

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【野手陣】

f:id:baymeshi:20170110153848p:plain続いて野手陣である。谷繁監督が就任した時、「これで谷繁の後継者問題が解決する」と思った中日ファンは多かったはずである。しかし、就任から3年経ち、監督が解任されて現時点でも杉山翔大、桂依央利、木下拓哉松井雅人と正捕手候補の名前は挙がるが「どんぐりの背比べ」状態が続いている。昨年104試合に出場した杉山が正捕手に一番近いが、誰か一人を固定できるかどうかで勝ち星は大きく変わるだろう。

内野手は大物助っ人のゲレーロ、ドラフト2位で指名した京田陽太が新戦力として加わった。また、荒木雅博は現在1961本安打を打っており、2000本安打まで39本と今季中の達成が確実視されている。2000本安打達成までは荒木の先発起用が増えることが予想されるが、個人的にはルーキー京田陽太に注目している。

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ドラフト指名後行われた明治神宮野球大会水野滉也から3塁打を打った時の打席である。この時の水野は本調子ではなく、ストレートも調子良かった時に比べると2、3キロほど遅かったが、2ストライクと追い込まれた後、甘く入ったボールを完璧に捉えている。この打席だけじゃないのだが、ボールの見極め方が堂々としているという印象である。走塁技術や二遊間の守備は一軍クラスの実力はあるため、打撃力さえ結果を示せば近い将来のドラゴンズの中心選手になっていくだけのポテンシャルがあるのは間違いない。

 

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また、新外国人のゲレーロは基本的にフリースインガータイプで、いわゆる「大型扇風機」「当たれば飛ぶ」という部類だが、メジャーや3Aの成績では変化球に対する打率は悪くなく、動画を見てもプルヒッターの割には打撃動作に無駄がないように感じる。野手陣の表を見るとわかるが、ドラゴンズは一、三塁タイプの野手に高橋周平、福田永将ビシエドゲレーロと主力級を多く抱えている。このためスタメンを外れる選手は控えにまわるか他のポジションに転向せざるを得なくなる。ビシエドゲレーロの守備力を考えると、高橋周か福田は外野転向も視野に入れた起用法になりそうである。

外野手は即戦力FA権を行使しなかった大島洋平平田良介残留が大きかったが、それ以外の外野手に関しては実績がない選手が多く、2016年同様、の故障が命取りになるシーズンになりそうである。

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【キャンプの注目ポイント】

谷繁監督時代は決めなければいけないことが多かった。落合野球を知る選手からの世代交代という大きな仕事があったが、谷繁監督が指揮する中で結局固定出来たのは守護神田島慎二と4番ビシエドぐらいか。今キャンプでは残された仕事を森監督が引き継ぐが、春季キャンプのメンバーでどれだけ若手を抜擢するかが最初のポイントである。特に又吉克樹福谷浩司の先発転向が現実的になってくるとブルペン陣は大きく様変わりするので、育成枠から支配下登録された三ツ間卓也岸本淳希や、フェニックスリーグ以降好調を維持している野村亮介鈴木翔太などがキャンプでアピールすると面白くなってくる。野手は大島、平田に続く外野手の発掘が今キャンプのテーマの一つだろう。開幕スタメンに藤井淳志工藤隆人の名前があるとそれほど雰囲気が変わったという印象を与えないが、外野手に転向した遠藤一星友永翔太、井領雅貴、近藤弘基あたりが外野枠に加わってくると打線の印象も変わってくる。高橋周や福田のコンバートも含め、キャンプ中に色々選手の起用方法を試していくと思うので、2月18日のドラゴンズとの練習試合ではどういう選手を起用していくのか楽しみである。

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