ベイスターズ
その表情は、悔しさだけでは無かった気がする。ヤクルトと開幕カード三戦目は、10回裏、鵜久森淳志の代打満塁サヨナラホームランという劇的な幕切れで勝負を決した。鵜久森が登場する前に、山田哲人か、あるいは白崎浩之や佐野恵太がお立ち台に上っていても…
伏線は2ヶ月前に張られていた。 奇しくもソフトバンクが川崎宗則の電撃復帰を発表した1日、ベイスターズはアレックス・ラミレスを監督兼選手として支配下登録をしたと衝撃の発表を行った。2013年以来4年ぶりのNPB復帰であり、今年で43歳になるラミレス監督の…
東京は夜の6時。気温は5.8℃。小雨も降る神宮球場で2017年のベイスターズは開幕戦を迎えた。オープン戦は引き分けを挟んで6連敗と、投打が噛み合うこと無く開幕戦を迎えることにはなったが、WBCでさらに存在感を増した筒香嘉智を中心に打線が機能すれば、開幕…
今ならロト6買っても当たる気がする。29日、プロ野球12球団は出場選手登録選手を公示した。ベイスターズで開幕一軍入りを果たした選手は表の通りである。事前予想では砂田毅樹ではなく平田真吾の開幕一軍を予想したが、ブルペン陣の左右のバランスを考えた結…
昨年ほど悲壮感が無いのはオープン戦のチーム打率が12球団ダントツ1位の.289だったせいか。ベイスターズは5勝11敗1分けでオープン戦を終えた。昨年のクライマックスシリーズ進出から今年のオープン戦序盤まで、ベイスターズファンは割りと充実した日々を送っ…
今年の花粉は例年と比べて一段と多い気がする。喉も鼻も眼も花粉症に悩まされる私だが、アメリカからやってきたフィル・クラインにとっては私以上に苦しい3月を送っているかもしれない。シリアコ、ウィーランド、パットンと新外国人選手が結果を残しながらも…
侍ジャパンもベイスターズのオープン戦も今が一番面白い時だが、NHKの野球中継を一日中見る季節が今年もやってきた。選抜高校野球大会は3月19日から開幕する。今年は早稲田実業・清宮幸太郎が2年ぶりに甲子園に帰ってくるとあって、例年にも増して注目度の高…
視聴率25.8%。みんなが観ていた侍ジャパンとイスラエル戦の裏で行われていた日ハムとのオープン戦。いつの間にかベイスターズは4連敗で借金1と苦しい状態になっているが、連日侍の4番・筒香嘉智が素晴らしい活躍を見せているおかげか、去年のオープン戦最下…
侍ジャパンvsキューバ戦の裏でひっそりと行われていた札幌ドームでのナイトゲーム。試合前にスタメン予定だった梶谷隆幸が腰の違和感でスタメン回避するという事態に見舞われたが、代わって3番ライトに抜擢された乙坂智は現在打撃好調で、荒波翔、佐野恵太と…
オープン戦7試合を消化し、4勝3敗のベイスターズ。昨年は梶谷隆幸の離脱や新外国人助っ人で中軸を期待されていたロマックの大不振もあって4勝9敗3分と大きく負け越して開幕を迎えたが、今年はすでに昨年の勝ち星に並び、負けた試合でも日替わりで活躍する選…
映画「ラ・ラ・ランド」では、アカデミー賞主演女優賞を獲得したエマ・ストーンがヒット作に恵まれない不遇の女優を演じている。幼少時代から夢憧れた女優を目指し、幾つもオーディションを受けていた。だが、門狭きオーディションの壁を超えることは決して…
前回ブログを更新したのが3月3日なので、中7日空けての更新となる。先発投手ならローテーション通りである。しかし、更新をしばらく止めると閲覧者数が一気に減るというのがブログの恐ろしい所であった。更新していない間、筒香嘉智が侍ジャパンの4番に座り…
正直、無理はない。ドラフト直前に発売された野球太郎には、彼の名前はどこにも掲載されていなかった。ドラフト9位でベイスターズに指名された時、アマチュア野球を一年中観戦しているスポーツライターの小関淳二氏は彼の特徴について、「リードオフマンタイ…
2010年のサッカーワールドカップ・南アフリカ大会直前、ほとんどのサッカーファンは岡田武史率いる日本代表に何も期待していなかった。大会直前に行われたキリンカップで日本代表は宿敵韓国相手に2-0で敗北する。宿敵に勝って大会前に勢いをつけたいという思…
デッドボールを受けたような衝撃だった。ベイスターズが南国沖縄で巨人相手にオープン戦を戦っている頃、私は雪山で人生初のスノーボードに挑戦していた。2月25日の沖縄の最高気温は26.2℃だったそうである。沖縄ではTシャツ一枚でのんびり野球見ながらビール…
キャンプのMVPには嶺井博希が選ばれた。前半戦のMVPに挙げた嶺井だったが、その後の対外試合でも結果を残して首脳陣にいいアピールが出来ていた。対外試合では嶺井、高城、黒羽根がそれぞれチャンスを与えられていたが、韓国代表との試合では途中出場ながら…
【試合前の展望】 ベイスターズ先発は濱口遥大。前回登板のハンファ戦では2回を投げて1安打無失点の内容。140キロ後半を計測していたストレートに力があり、チェンジアップも落差があったため、どちらの球種でも打者を抑え込むピッチングが出来た。前回登板…
【試合前の展望】 韓国先発はベイスターズファンにはおなじみのヤン・ヒョンジョン。奇しくもベイスターズの先発はフィル・クラインである。ヤン獲得失敗によって急遽獲得したクラインだが、ここまでの評価は上々で、前回登板もストレートを軸に中日打線を全…
モテない男が突然女の子にちやほやされると、どうリアクションしたらいいのかわからなくなる。これはそういう状態に近い気がする。 ベイスターズは今年、きっと優勝する。それはベイスターズファンならみんなそう思ってるはずだが、実際にここまで高評価され…
自分の子どもが同じ道を歩もうとしていたら、果たして応援出来るだろうか。一般入試で入った早稲田大学の硬式野球部を「自分の思うような野球が出来ない」という理由でわずか2日で退部。高校野球で140キロ中盤を計測し、プロスカウトに素質を注目された右腕…
【試合前の展望】 ルーキー濱口遥大が先発。ブルペン、フリー打撃の登板をそつなくこなし、首脳陣の評価も上々である。とはいえ、初の対外試合のマウンドに上がれば課題も出てくるだろう。キャンプ疲れもピークになる頃なので思うような投球を披露できなくて…
【試合前の展望】 2017年初の対外試合の相手は阪神タイガース。阪神の先発投手はプロ3年目の横山雄哉。打撃投手としてマウンドに立っていたが、フォームにややばらつきがあり、制球面、球威ともまだ課題は多そうである。また、WBCに向けて藤浪晋太郎が2イニ…
そういえば、元飲食店経営者だった。 headlines.yahoo.co.jp 確かにベイスターズというチームを料理に例えると「鍋」かもしれない。暗黒時代は得体の知れない外国人助っ人や負のオーラを纏った選手が混沌と入れ混じった「闇鍋」。少しずつ「アク」を取り除き…
月曜日、プロフェッショナル仕事の流儀を何気なく観ていた人は結構いるのではないだろうか。日本を代表する脚本家であり、「北の国から」の生みの親、倉本聰氏が出演していた。82歳を迎えた現在でもドラマ制作に対する情熱は衰えておらず、脚本と真剣勝負に…
隣の芝生は青く見えるというのは本当だ。ベイスターズキャンプと並行して阪神タイガースの宜野座キャンプもじっくりも見ているが、投手陣の仕上がりが非常に早い印象を受ける。昨年10勝を挙げ、今年もローテーションの一角を担うであろう岩貞祐太はブルペン…
あれは2003年だったか。読売ジャイアンツ・松井秀喜がニューヨーク・ヤンキースに移籍し、「次の松井秀喜」は誰になるのか、と次世代の主砲候補に世間の注目が集まった時期があった。数多くのネクスト・ゴジラ候補が挙げられる中で、いずれは松井秀喜に肩を…
あと数時間で2017年の春季キャンプが幕を開ける。沖縄で選手と共にキャンプインを迎える人、ニコニコ動画にかじりついて選手の動向を見守る人、夜のスポーツニュースを楽しみにしながら仕事や勉強する人。楽しみ方は人それぞれだが、去年までベイスターズの…
「クライン」という名前、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。一番有名なのは「クラインの壺」で知られるドイツの数学者フェリックス・クラインだろう。サッカー好きならイングランド代表でリバプールの若きサイドバック、ナサニエル・クライン。ファッショ…
早いものでブログを開設して一ヶ月が経過した。人間欲深いもので、比較的スローペースで更新する予定だったこのブログも、ブログ村に登録してからランキングを妙に気にするようになり、一つでも上の順位を目指すようブログ更新回数も急激に上がった。その結…
春季キャンプのメンバーが23日発表された。私の予想は果たして当たったのだろうか。 よく見てみると今永昇太の名前を忘れていた。予想以前の問題である。主力メンバー、期待の若手選手は順当に宜野湾入りの切符は手にしたようだが、事前に1軍入りを明言され…