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時計仕掛けのロマック

横浜DeNAベイスターズ応援ブログ。外野席ではなく内野席から見るようなブログ。

【新外国人】ジョー・ウィーランド投手の分析と起用法を考える。

選手分析 ベイスターズ

早いものでブログを開設して一ヶ月が経過した。人間欲深いもので、比較的スローペースで更新する予定だったこのブログも、ブログ村に登録してからランキングを妙に気にするようになり、一つでも上の順位を目指すようブログ更新回数も急激に上がった。その結果、じわりじわりとブログを訪問していただける方も増えたようでなんだか嬉しい限りである。競争意識というのは一番のモチベーションかもしれない。そういう意味ではこのブログも横浜DeNAベイスターズもきっと同じだ。

headlines.yahoo.co.jp

競争意識でいえば、前回取り上げたシリアコも、今回取り上げるウィーランドも今年は「外国人枠」を争うライバル同士だ。怪我で離脱する事態がない限りロペスはおそらくレギュラーで確定だが、他の外国人枠は昨年勝負強さを見せたエリアンも含めて全く白紙の状態からスタートする。現時点でベイスターズが抱える外国籍の選手は6名。となると、確実に二人の選手は2軍で汗を流しながら一軍の機会を待つしか無い。

今日来日したウィーランドも、日本での新たな挑戦に対して自信を持っているようだ。果たしてウィーランドは先発枠、外国人枠の競争を勝ち取る事ができるのか。分析と起用法を考えた。

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ジョー・ウィーランド1990年1月21日(27歳)

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【人 物】

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アメリカ合衆国 ネバダ州リノ出身

ベイスターズにはアメリカ出身の選手がウィーランド含めて3名在籍しているが、ウィーランドは西部のネバダ州、パットンクレインは中西部に位置するイリノイ州オハイオ州であり、別の文化圏で育っている。ちなみに、かつてベイスターズに所属していたレス・ウォーランドオクラホマ州出身だ。

ネバダ州最大の都市はラスベガスだが、リノもアメリカで二番目に大きなカジノ施設を持つ都市であり、毎年多くの観光客が一攫千金を夢見てこの地を訪れている。“The Biggest Little City In The World”(世界最大の小都市)という街のキャッチフレーズを見るに、昔よくやったシムシティの街並みが思い浮かんだ。

2008年、MLBドラフトでテキサス・レンジャーズから4巡目(全体123位)指名され、2012年以降は3A以上のクラスに定着している。2012年、パドレスの選手としてメジャーリーグデビュー。ドジャース戦でプロ初登板初先発を果たすも結果を残すことは叶わず、その後は怪我(トミー・ジョン手術も一度経験している。)もあり、メジャーと3Aの間で奮闘していた。2016年はパシフィック・コーストリーグに所属する3Aタコマ・レイニアーズに所属。9月4日には週間MVPに輝くなど、14勝を挙げタコマの主力先発投手として活躍した。ちなみにタコマはマリナーズ傘下ということもあり、一時期は青木宣親とプレーしていたことになる。日本球界との繋がりで言えば、2015年に所属していた3Aオクラホマシティドジャースでは元広島・スタルツとも一緒にプレーしている。

【特 徴】f:id:baymeshi:20170126230312p:plain

ここ三年間は3Aでローテーション投手として活躍し、スポット的にメジャーリーグで先発機会を与えられているが結果を残すことはできなかった。3Aクラスでも防御率は3点台後半から5点台とかなり悪い印象だが、過去三年間のチームは打者有利のパシフィック・コーストリーグに所属していたこともあり、この数字でもおおよそリーグ平均の防御率となっている。

www.youtube.com

3Aにおける過去三年間の平均奪三振率は7.81%、平均与四球率は2.10%、ゴロアウトとフライアウトの比率を示すGO/AO%は平均で1.02%である。来日後、報道陣に対して「制球力に自信がある」と本人が語っていたが、与四球率が2.10%というのは制球力に優れている数字である。日本で活躍する投手の特徴として、制球力が一つの目安になるが、広島・ジョンソン(2.45%)、阪神メッセンジャー(2.91%)、9勝を挙げた2014年のモスコーソ(2.77%)と比べてもウィーランドのコントロールは遜色ないレベルだといえる。GO/AO%に関しては打球が飛びやすい気候でプレーしているということもあり、ややフライアウトが多い傾向にある。

www.brooksbaseball.net

トミー・ジョン手術を経験したこともあったが、今はその影響もなく、ストレートの最速は昨年で153キロ、平均球速は148キロとなっている。ピッチングスタイルとしては回転のきれいなストレートを軸に、チェンジアップ、ナックルカーブといった球種で球速差を出しながら抑えていく感じだろう。シンカー系の球種はほとんど使用していないようだが、フライボールピッチャーの傾向があり、今後はハマスタを本拠地とすることを考えると、シンカー系の球種や小さく変化する球種の習得は目指したほうが良さそうだ。

以上から、ウィーランドの特徴としては

①安定した制球力が武器で、四球から大崩れする投手ではない。

②ストレートにキレがあり、ピッチングスタイルはストレートが軸になる。

③フライアウトが多く、長打を打たれやすい傾向にある。

【今後の課題と起用法】

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モスコーソも来日前は比較的制球力に優れていると評判のあった投手であり、ウィーランドと同じくフライアウトが多かったことがメジャーリーグで定着できない要因とされていた。来日後も前半戦は長打を浴びるケースが多かった記憶がある。しかし、ファームでツーシームを習得したことがきっかけで、徐々にゴロアウトが増えるようになり、結果9勝を積み上げ、ローテーション投手として活躍することが出来た。

www.baseball-lab.jp

この事はウィーランドだけでなく、同じ先発投手として期待されるクレインにも当てはまる話だろう。動画を見る限り、ストレートには威力を感じるし、日本式の柔らかいマウンドやボールを考えると平均球速は2~3キロ遅くなるかもしれないが、アメリカにいた時と同様にストレート主体のピッチングでもある程度通用すると思う。ただし、年間20試合以上先発機会があるとすれば、必ずどこかで打たれる時が来るだろう。モスコーソのようにいかにゴロアウトを取りにいくかを学ぶことは、ウィーランドが日本で成功を掴むか否か、重要なポイントになってくるのではないかと感じている。

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